(前回「要求」の続き)

要求でのアウトプットについては、以下の通り。

1 特色リスト
  …システムの要求となり得る、様々なアイディアを整理したリスト
   (a)開発構想書
   (b)RFP(Request for Proposal)

2 補足仕様
  …機能外要求をまとめたもの
   (a)パフォーマンス、応答速度
   (b)通信手段
   (c)拡張性、再利用性
   (d)環境、その他(HW/SW要件等)

3 用語集
  ・・・対象領域の用語を整理したもの
   (a)意味を正確に把握する
   (b)同義語、類義語を識別する
   (c)同音異義語を区別して把握する

 (。・ ・)ノ 「名称」 | 「定義」 | 「同義語」
 この形式がおすすめです

4 ユースケース図
  ・・・ユースケース図は、概要、詳細の2段階に分けて作成する。

 (1)ユースケース図(概要)
  ①アクターを洗い出す
    ・・・システムの外部要素をアクターとする。
      (利用者が複数の役割を持つこともある)

  ②ユースケースを洗い出す
    ・・・外部要素から見たシステムのサービスをユースケースとする。
      (システムの内部には踏み込まない!
       細かすぎは良くない!
       あくまでも一連の完結したサービスであること)

  ③イベントフロー
    ・・・1つのユースケースに、イベントフローを1つ作成する。

 (2)ユースケース図(詳細)
  ①イベントフロー
    ・・・ユースケースで起こり得る複数のフローを構造的な書式で記述する。
      (事前条件、基本フロー、代替フローを記述する)
      
5 UI仕様
   (a)画面イメージ(お絵かき)
   (b)画面遷移図
   (c)画面項目

コメント